カジノの『顧客』
カジノへ遊びに来るお客さんには、大きく3タイプの方々がいます。
1) カジノを楽しむギャンブラー
2) ショッピング、ショーなど、休暇や観光目的の客
3) 商用(コンベンション)など、ビジネス目的で訪れる客
平均的な割合としては、ギャンブル目的の客が全体の11%、
その他の大半のお客さんは、ギャンブルだけでなく
観光、ショッピング、エンターテインメントなどの複合的な目的で訪れる人たちです。
ただし、たとえばラスベガスの訪問者の87%は、ちゃんとギャンブルを楽しんでいます。
予算としては、来客の64%が$600以下(平均滞在日数3.6泊)です。
つまり、1日の予算は64%の人が$167以下。
そして、1回の滞在での予算は30%の人が$600以上。
また、1日のギャンブル時間は48%の人が2時間以下(平均3.3時間)。
以上のように、ラスベガスを訪れるお客さんは、予算もほどほど、
カジノをレジャーとして楽しむタイプが断然多いことが分かります。
なお、未成年者は、カジノに入ることが許されていませんが、
レストラン、劇場、客室に向かうエレベーターなどが、カジノの奥に設置されているため、
構造上、カジノを通らなければいけない場合が多く、
未成年者はカジノで立ち止まってはいけないことになっています。
また、酔っ払っていて判断力の鈍っているお客さんに
引き続き酒を提供してはいけないと法律で定められています。
ギャンブル依存症の人の出入りを禁止するなど、
ギャンブルに溺れそうになる人を守る努力をしているのがカジノの懐の深さです。